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記録するだけじゃない:ウェルネス記録を『夫婦の会話のタネ』にする方法

Tags: ウェルネス, 記録, 夫婦, コミュニケーション, 習慣化, 継続

健康的な習慣を身につけたいけれど、何から始めて良いか分からない、一人ではついサボってしまう、夫婦で一緒に何か取り組みたいけれどきっかけがない。そう感じている方は多いのではないでしょうか。

ウェルネス習慣を始める際、まず記録をつけてみることが推奨されます。しかし、記録は単なる自分自身の行動履歴に留まりません。特に夫婦で記録を共有することには、単なる健康管理を超えた、関係性を育む価値が秘められています。

この記事では、ウェルネス記録を単に「つける」だけでなく、それを夫婦の「会話のタネ」として活用し、お互いを励まし合い、関係性をより良くしていくための具体的な方法と、そのメリットについてご紹介いたします。

なぜウェルネス記録が夫婦の会話のタネになるのか

日々のウェルネス実践を記録し、それを夫婦で共有することは、普段あまり意識しないお互いの努力や変化に気づくきっかけとなります。例えば、配偶者が毎日欠かさずウォーキングをしている記録を見れば、「頑張っているんだな」と自然と関心が生まれるでしょう。

このように、記録された内容は、お互いの「今の状態」を知る具体的な情報となり、そこから自然な会話が生まれます。これは、共通の話題を見つけるのが苦手な場合や、お互いの生活リズムが異なり会話が少なくなりがちな夫婦にとって、非常に価値のあることと言えます。

記録を「会話のタネ」にするための具体的な方法

記録を単なるデータとして終わらせず、会話に繋げるためには、いくつかの工夫が有効です。

  1. 記録内容に「気づき」や「感情」を添える

    • 単に「ウォーキング 30分」と記録するだけでなく、「今日は〇〇公園まで歩いてみたら、新しい発見があって楽しかった」「少し体が軽くなった気がする」といった、その日の気分や体調、発見などを一言添えてみましょう。
    • 「今日の食事はバランスが良かったと思う」「このエクササイズは思ったよりキツかったけど、達成感がある」など、正直な感想を含めることも大切です。
    • こうした個人的な「気づき」や「感情」は、相手が共感したり、質問したりしやすいポイントになります。
  2. 共有した記録について積極的にコメントする

    • 配偶者の記録を見たら、「今日のウォーキング、雨の中頑張ったんだね、えらい!」「この食事、彩りが綺麗で美味しそう!」など、具体的な内容に触れてポジティブなコメントを送りましょう。
    • 「最近よく眠れているみたいだね、何か変えたの?」「このストレッチ、どんな感じ?」のように、記録内容について質問してみるのも良いでしょう。
    • 「いいね」といったスタンプ一つでも、見ているという意思表示になります。
  3. 共有した記録を話題に軽い会話を心がける

    • 記録を共有したら、食事中や寝る前など、リラックスできる時間帯に軽くその話題に触れてみましょう。
    • 例:「そういえば、今日の記録でいつもより長い距離を歩いたって見たけど、どうだった?」「最近、朝活で記録してるストレッチ、体変わってきた?」
    • 堅苦しく「会議」のようにするのではなく、あくまで日常の自然な会話の一部として取り入れることが継続の鍵です。
    • もし配偶者が「今日は記録サボっちゃったな」という日があったとしても、「そういう日もあるよ、明日また頑張れば大丈夫」と励ますことが大切です。
  4. 夫婦で共通の記録目標を立ててみる

    • 「今週は毎日、寝る前に軽いストレッチを記録しよう」「週末に一緒に近くの公園までウォーキングしたのを記録しよう」など、夫婦で一緒に実践し、記録する目標を立てることも、会話や共有のきっかけになります。

夫婦で記録を共有し会話することのメリット

ウェルネス記録を夫婦の会話のタネにすることで、以下のようなポジティブな変化が期待できます。

まとめ

ウェルネス記録は、自分自身の状態を把握するためだけでなく、夫婦で共有することで、お互いの健康に関心を持ち、自然な会話を生み出す素晴らしいツールになり得ます。

難しく考える必要はありません。まずは、今日から一つだけ、例えば「何時に寝て、何時に起きたか」だけでも記録し、それを配偶者と共有することから始めてみてはいかがでしょうか。そして、共有された記録に対して、短い一言でも良いのでコメントを送り合ってみてください。

あなたの記録が、二人の健康を育むだけでなく、夫婦の新しい会話のきっかけとなり、お互いを励まし合う温かい関係性を築く一助となることを願っています。